優しさ。
今日は医療従事者のあり方について勝手に話す。
ひとは、優しくされると嬉しいものだ。
助けられると、ありがたいものだ。
医療従事者は他人であるにもかかわらず私たちを心配してくれたり応援してくれたり世話までしてくれる。すごく素晴らしい職業だと思う。私もそうなりたい、なれるかな、なりたい。
子供のことで病院に行ってきた。
ここの病院は2回目だった。
学校の検査でちょっと引っかかっていたので病院でさらに検査をしてもらった。大丈夫だろうとは思っていたが、もしものこともあるしと思うと少し不安であった。
私達の前にはよぼよぼの小さいおばあちゃんが診察を受けていて、先生はおばあちゃんに、歳だからあんまり言うのもかわいそうなんだけどなるべく短い間で来れるように頑張ってねと言っていた。今、コロナで診察室のドアも開けっ放しで診察しているので会話がまる聞こえなのだ。いい先生だなと思った。
さて私たちの番。息子はとても人見知りだ。慣れない場所ではだんまりしている。それでちゃんと受け答えができるか心配だった。先生はそれを察したようで、息子の目を見て、あなたに喋ってますよーという感じで話をした。息子は小さい声であったが答えていた。
引っかかってていた検査は問題がないと言うことだった。しかし近視が進んでいるらしく、先生は息子の目を見ながら、ゲームより勉強の時間を増やさないとねとか色の黒い人に目の悪い人は少ないなぜならお外でたくさん遊んでいるからだとかつまり外で遊べとかゆっくりじっくり話をしてくれた。
彼には伝わっただろうか、はいとかわからないとか答えていた。
私だけで子供を育てるのは難しい。近すぎて舐められるし、厳しくしたらフォローする人も居ないといけないというのが離婚してからわかってきたことだ。少しずつ学年が上がっていく息子、まだまだ問題ばかりの自分なので手本になれないでいる。それではいけないのだが…。もっと外に出ていろんな人に触れていろんな人の良いところを吸収してほしいと思う。ぼくらは父親というものに飢えているのではないかと少し思った。
自分のことを思って考えて話をしてくれる大人の存在は彼にとって支えとなるだろう。私にとってもとてもありがたい存在。
医療従事者のあるべき姿を見たと思った。
帰りの車中で〇〇先生いい先生だねと話しかけると、息子は「うん」と言った。